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ブルー・チアー(Blue Cheer)は、サンフランシスコを拠点としたアメリカのロックバンド。 サイケデリック・ロック色の濃いハード・ロック、ブルース・ロックで知られ、1968年にデビュー。主として1960年代後半から70年代初頭にかけて活躍した。1968年から1971年にかけて6枚のアルバムを発表している。それ以降は散発的な活動を行っていたが、2009年に中心メンバーであるディッキー・ピーターソン(ベーシスト)が肝臓癌で他界し事実上の解散となった。 もっともよく知られる楽曲は、エディ・コクラン、ザ・フーの曲をカバーした1968年の「サマータイムブルース」である。強烈かつ重厚なディストーションを効かせたそのギター・サウンドは、しばしばいわゆるヘヴィ・メタルの始祖の一つに数えられる。黎明期のロックのならではの荒削りでパワフルな演奏は、他にもパンク・ロックやグランジなど様々なジャンルに影響を与えた。同じ西海岸のサイケデリック・シーンを代表するドアーズのジム・モリソンは、ブルー・チアーを評して「これまで目にしたもっともパワフルな、比類なきバンド」と語っている。 なおバンド名の「ブルー・チアー」とはある種のLSDを意味している。当時、グレイトフル・デッドのかつてのパトロンであり、LSD製造で知られるアウズリー・スタンリー(Owsley Stanley)は極めて高純度のLSDを開発した〔"Psychedelic Icon Owsley Stanley Dies in Australia" , Reuters, March 13, 2011〕。今日「アウズリー」または「アウズリー・アシッド」の通り名で呼ばれるこの種の超高純度のLSDこそ、当時ストリートで "Blue Cheer"(青い歓喜…あるいは、プロクター・アンド・ギャンブルの合成洗剤「チアー」とよく似た、やや青みがかった顆粒)と呼ばれ出回っていたものに他ならない。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルー・チアー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Blue Cheer 」があります。 スポンサード リンク
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